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四角い世界が、訴えてくるものを耳で聞いて、目で見て。そんな星窓の四角世界なのです。


by seisou-sw
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<   2008年 03月 ( 8 )   > この月の画像一覧

薄紅の春の息

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息を詰めて
冬を堪えていた命たちが
皆で一斉に
ほっ  と 
安らいだ息をつくように
薄紅の花は
こうして枝々に咲くのです

だから
この花が開くと
心にも春がくるのですよ





去年の五稜郭公園の桜
今年の桜はまだ
一ヶ月以上先なのです

by seisou-sw | 2008-03-31 18:19 |

淡紅の静かな花火

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道端に小さく
あの日の花火が
落ちているのかと思った

音もなくただ ひっそり 
淡く優しい色をして

あの日の花火が
花に姿を変えて
こうして現れてくれたのかと



函館山、山道の端の
一輪の撫子

by seisou-sw | 2008-03-29 21:22 |

終焉演舞

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長い影を引きずり
果てのない道を行く
途方もない歳月の中で見たのは
美しきものにひそむ闇

もうどれくらい数えただろう
詠う喉も枯れてきた
あとは安らかに眠るときを
無防備にて待つだけ

日々は後ろ髪ひき
悔いのない人もなく
巻き戻せない季節にはせた想い出
静まらない鼓動に不眠

あとどれくらい歩くのだろう
肩にもたれた残光
風はこの魂を揺らして
指さす彼方、堕ちる

落日に踊れ 旅人よ
あなたは笑顔の隅に憂いをおびて
泡沫に踊れ 黄昏よ
涙は流すものそう教えてくれた

あとどれくらいかかるのだろう
愛でる詩も尽きてきた
そっと息を吹く 意味をはかる
真実、ふわりさらう

落日に踊れ 旅人よ
あなたは笑顔の隅に憂いをおびて
泡沫に踊れ 黄昏よ
涙は流すものそう教えてくれた

行き場ない痛み 彷徨えば
あなたは流れる雲のごとく受け止め
果敢無い命と 呟けば
終わりあるから美しいと撫でてくれた




この詩で、ゆらさんに書いて頂いた詩はラストです。
この詩が一番好きなのです、私。何だかドラマチックで。
ゆらさんのブログ「azure_garden」には
沢山の素敵な詩があります。
見に行ってみてください。私も日参しています♪

ゆらさん、本当に素敵な世界を見せてくださって、
ありがとうございました。
昨日アップと行ってたのに、遅れましてすみませんでした。

by seisou-sw | 2008-03-24 17:51 |

生き逝きてゆく命

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大地ほどにも
ゆったりと穏やかで
慈愛に満ちて優しく
長い時を生きてきて
さらに
長い時を生きていく
そうしてやがて
長い時の中に
お前は逝くのだろう

苔むした大樹よ

お前の生きる場所
お前の眠る場所が
朽ち枯れて消えないよう
無力でも祈る
私でありたいのだ




森町 鳥崎八景の奥の大樹
by SEISOU-SW | 2008-03-22 18:36 |

近くて遠いあなたへ

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慈しみあふれる空の絨毯を
あなたは歩いてゆく
安らかな微笑み浮かべ
天は深く痛みも悲しみもない

時の流れそのままに すべてを受け入れて
いつか誰もがあの空になる

怖くなんてないよ 涙を拭って
祈りを紡いでゆく
こんな不確かな世界で
どこにいてもあなたをそばに感じる

時の流れそのままに すべてを受け入れて
いつか誰もがあの空になる
聖なる風が吹いて すべては在るがまま
いつかどこかでまた逢えるから

空の絨毯 見上げたら思い出した 今日はあなたの誕生日だった

時の流れそのままに すべてを受け入れて
いつか誰もがあの空になる




本日の写真はいつものように星窓の。
この詩は写真を見て、ゆらさんが書いてくれました。
そして今日もまた、ゆらさんのサイト、
azure_garden」にも、これとは違う詩が
アップされているのです。
先日の雫の写真に、また別の世界を開いてくれました。
ぜひ見に行ってくださいね。

by seisou-sw | 2008-03-21 21:34 |

炎と炭の風景

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太陽は空を炎に変えて
風景を炭色に塗り潰して
そうして一日を終わらせる

炭色の世界の中では
きっと誰もが目を閉じるだろう
そうして何も見えない間
普段は気にもとめない事に
気付くこともあるだろう

姿の見えない波の音
空の彼方に星の瞬く音
夜が動いている音
新しい朝が作られる音

そしてまたおそらくは
太陽は空を金に染めて
風景に光を注いで
作りたての一日を開くのだ

それは
燃え尽きてしまった昨日の
白い灰から作られた今日
色をつけて
温度を足して
命を注いだ
大切な新しい一日



星窓の撮ったこの写真で、「azure_garden」の、
ゆらさんが、また詩を書いてくれています。
是非、行って見てくださいね。私のとは、また
まったく違った世界で、とても不思議です。

by seisou-sw | 2008-03-19 21:44 |

星のひと雫

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瞬間 水飛沫は 
光をその身に 留めている
歪んでいて脆い 雫の集合体が

ぱしゃり と はじけて

次の一瞬には もう
そこにそれは 存在しなくて
それとよく似た 別の飛沫が
同じように 光を留める

心も 命も無い その一瞬が
無数に 無数に 連なって
それらが この星を作るのだと
思いがけず ふと思った

そう 私もまた
そのほんのひと雫 なのだと
歪んでいて 脆い
そのほんのひと雫 なのだと




星窓の撮ったこの写真で、「azure_garden」の、
ゆらさんも詩を書いてくれています。
是非、行って見てくださいね。とっても素敵な詩です。


ゆらさん、お世話になります♪
by seisou-sw | 2008-03-17 19:11 |

刹那の虹

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光の中には
きっと虹が隠れている
見えないかもしれないけど
時々はそっと
ちらりちらりと顔を出すんだ

ほら ほら ほらね

見えたでしょ?
見えない? 一瞬なんだから
目を凝らしてなきゃ駄目なんだよ






啄木公園にて
by seisou-sw | 2008-03-09 20:40 |