雨と傘
2010年 11月 19日
傘はいつも
あたしを遮ろうとする
だから辛いんです
雨はそう言って
悲しい顔をした
雨はいつも
あたしを濡らすんです
だから悲しいんです
傘はそう言って
辛そうな顔をした
じゃあ
その相手のいない
世界へいけば?
そう提案すると
それぞれは長いこと
押し黙っていた
「でも」
続く言葉は難しくて
何度聞いても
よく覚えられなかった
ただ
なぜだろうかと
首を傾げた
空を見ると
どうやらもう
日が暮れていきそうな色
暗いのも
怖いのも
寒いのも好きじゃないし
優しいことや
温かいのが好きなので
考えるのはもうやめた
ネズミは家に帰っていった
雨も
傘も
帰ればいい
辛いこと
悲しいことのない場所へ
あたしを遮ろうとする
だから辛いんです
雨はそう言って
悲しい顔をした
雨はいつも
あたしを濡らすんです
だから悲しいんです
傘はそう言って
辛そうな顔をした
じゃあ
その相手のいない
世界へいけば?
そう提案すると
それぞれは長いこと
押し黙っていた
「でも」
続く言葉は難しくて
何度聞いても
よく覚えられなかった
ただ
なぜだろうかと
首を傾げた
空を見ると
どうやらもう
日が暮れていきそうな色
暗いのも
怖いのも
寒いのも好きじゃないし
優しいことや
温かいのが好きなので
考えるのはもうやめた
ネズミは家に帰っていった
雨も
傘も
帰ればいい
辛いこと
悲しいことのない場所へ
by seisou-sw
| 2010-11-19 21:54
| 心